中古車びいき

中古車で広がる世界の輪

日本人が評価していないけれども、諸外国から評価されているものはたくさんあります。まず第一に挙げるとしたら浮世絵でしょう。
浮世絵というものは歌舞伎の名シーンや俳優を絵にしたものです。現代で言えばプロマイド写真がそれにあたるものでしょうか。
このように日本では別段評価もされていなかったものですが、浮世絵が海外に渡ると大反響になり歴史的な画家の絵のスタイルにも影響を与えました。
このような、ギャップは現代においても起こります。

例えば、中古車などがそれにあたるでしょう。日本では二束三文で売却された中古車がその耐久性から砂漠などの苛酷な環境がある国々で重宝されています。
このように、地道に愚直に作業するならばいつか誰かが評価してくれるでしょう。

中古車で感じる郷愁

私は古い映画が大好きです。古き良き時代を思い出すことで私の若かったときを懐かしんでいるわけなのです。私が若かった頃はもはや戦後ではないというスローガンがよく聞かれた時代でした。
戦争で苦しんだ分これからの日本はどんどん繁栄していくのだ、子供や孫が苦労しない世の中を作るのだというように活気に満ちていました。
私もそんな中、郷里の田舎より集団就職で上京して来ました。都会はわからないことだらけで混乱していましたが、明日への希望を胸に元気に働いてきました。

その時代の勢いというか自分の若さというかその辺りが懐かしくなりついつい観てしまいます。この頃に流行っていた車はもはや中古車でもみつかりませんが、ついつい探してしまう自分が居ます。

中古車の解体工場

私の仕事場は中古車の解体工場です。そこで油まみれになりながら働いています。というのも、実家がこの工場を経営しておりその縁で働くことができました。
仕事の内容は車の修理、売却、そして車の解体作業です。私は解体作業で働いています。車が持ち込まれると、すぐに売れる状態であるかどうか査定します。
そして、売れるのであれば店に持ち込みます。売れないのであれば、部品や内装を整え売れるコンディションにします。
しかし、どうやっても売ることが難しい車もあります。

その場合は私の出番です。分解し使用できる部品を選別していき、それ以外を廃棄処分とします。
使用できる部品は売却したり、修理の際に使用します。このような流れで中古車の解体工場は動いているわけです。